妊娠後期8~10ヶ月で気をつけたほうがいいこと

妊娠後期で気を付けたいこと

赤ちゃんのむし歯はママの影響が大!

赤ちゃんが生まれたあとの準備や日々の仕事や家事で忙しくなり、つい歯磨きをおろそかにしてしまいがちな時期です。

ママのお口が不健康だと赤ちゃんにも細菌をうつしてしまうリスクがあるため、出産準備とともに正しいオーラルケアを心がけましょう。

赤ちゃんが生まれたあとも気を付けよう!

生まれたばかりの赤ちゃんの口には、むし歯の原因となる細菌(ミュータンス菌)はいませんが、むし歯になる赤ちゃんもいます。

パパやママが使ったスプーンで赤ちゃんに食べさせたり、噛み砕いたごはんをあげたり、またキスしたりすることによって、実は赤ちゃんにうつしてしまうからです。

口うつしや間接キスなど、赤ちゃんとのスキンシップを取ることが多いパパやママは赤ちゃんのためにも、日々の歯磨きを 気を付けなくてはいけません。

パパやママから赤ちゃんへの虫歯菌感染は1歳半から2歳半くらいまでの間に発生しやすいと言われています。

また、虫歯菌感染を4歳まで防ぐことができれば、将来虫歯になる確率が15分の1になるという研究結果も出ているので、たとえ異常がなくても、ぜひ出産前後の歯科検診を受けて、理想的な口腔内環境を維持できるように努めましょう。

妊娠特有のホルモン変化

妊娠中には女性ホルモンの働きが活発です。

これは、胎児の発育に欠かせない母体の重要な変化なのですが、歯や歯ぐきにとっては必ずしも良いことだけではないようです。

女性ホルモンが増えることで、全身の血管透過性が高まります。

血管透過性とは、血管の内外で水分や物質が行き来することを指しています。

そうした血管透過性の高まりは歯ぐきでも生じており、そのために、わずかな細菌増殖の刺激でも歯ぐきは容易に腫れあがってしまうのです。

次に、ある種の歯周病菌が、女性ホルモンによって発育を助けられ、口腔内でその数を増やすことがわかっています。

これも、歯ぐきにトラブルを起こす原因の一つになります。

このように、妊婦のお口の中はむし歯や歯周病になりやすい条件が幾重にも重なっているのです。

妊娠中は普段以上にオーラルケアをしっかりと心がけましょう。

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