妊娠中期4〜7ヶ月に気をつけたほうがいいこと

妊娠中期(安定期)で気を付けたいこと

一度に「食べられる量」が減ってしまうため、空腹状態が多くなり、間食などの「食べる回数」が増えやすい時期です。

妊娠中は唾液の量が減り、自浄作用が弱まるため、食後の歯磨きによるケアが重要です。歯磨きの基本を再確認してリスクを減らしましょう。

この時期は体調が比較的安定している事と、後期に入るとおなかが大きくなり治療を受けるのが大変になる為、歯科治療はこの時期が適しています

麻酔を使用してもお腹の中の赤ちゃんにはほとんど影響がないと言われているので安心して治療を受けることができます。

また、治療の際レントゲン撮影をすると放射線による被曝が赤ちゃんに影響を及ぼすのではないかと心配される方も多いですが、歯科用のレントゲン撮影はお腹から離れており、赤ちゃんへの放射線の影響も無視できるレベルなので過度に心配される必要はありません。

何か悩みがある場合は、この時期に歯科医院に相談しに行きましょう。

 

妊娠中の唾液量の変化

唾液には、食べ物の消化を助ける働きのほかにも、色々と大切な作用があります。

例えば、

  1. 食べ物のカスを洗い流す「洗浄作用」
  2. 酸性に傾いたお口の中を中世に戻してpHを一定に保つ「緩衝作用」
  3. 唾液の中に存在する物質が病原微生物に抵抗する「抗菌作用」

などが挙げられます。

さらに、唾液はカルシウムを含んでおり、これが歯に取り込まれて「再石灰化」を行うことで初期のむし歯の修復にも役立っています。

このように、唾液はお口の中を健やかに保ち、歯や歯ぐきを守ってくれているのです。

妊娠中は唾液量が減少する為、むし歯になりやすい状況を作っていることが知られてきました。

妊娠中にお口の渇きを覚える方も多い様です。

唾液が減ってしまうと、洗浄作用や抗菌作用が弱くなることや、口内のph値を中性に戻す「緩衝作用」が弱まる為、むし歯が生じやすくなると考えられます。

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