妊娠初期は歯とお口のトラブルが多い時期
妊娠により、女性ホルモンが増えることで口の中の状態は大きく変化します。
口の中を正常に保つ唾液の分泌が低下してしまい、トラブルになりやすい時期です。
妊娠中でも治療は受けられますが、初期はつわりがひどいため出来る限り治療を行わない様にむし歯・歯周病を予防しましょう。
✫むし歯予防に効果的なフッ素配合ハミガキ剤がおすすめです。
●注意が必要なトラブル
- 歯周病(妊娠性歯肉炎)になりやすい=ホルモンバランスの変化、口腔ケア不良等
- 親知らず周囲の炎症(智歯周囲炎)がおこりやすい=ホルモンバランスの変化、口腔ケア不良等
- 口臭が発生しやすくなる=唾液量の低下等
- むし歯になりやすい=つわりによる口腔ケア不良等
- 口内炎になりやすい=ストレス、栄養不足、ホルモンバランスの変化等
●つわりがひどいときの口腔ケア
1.歯磨きのアドバイス
一日のうちで体調のよい時間に歯磨きを、リラックスして行いましょう。
その際、ヘッドの小さいハブラシを使用します。
歯磨きの時は、下の方を向いて前かがみの体勢になり、ハブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感を避けやすいです。
ハブラシは小刻みに動かしましょう。またハミガキ剤は、香料や味の強いものは避けるとよいでしょう。
2.歯磨きできないときには
つわりがひどく歯磨きができないときには、デンタルリンスや水でのブクブクうがいをしましょう。